「東京医科歯科大学湖歩会」と茨城県との関りは深く、昭和21年12月2日に開院した「東京医科歯科大学附属霞ヶ浦病院」が発足したことに端を発します。当時分院長である大渕重敬初代教授は、霞ヶ浦の湖畔を逍遥しながら、分院が結核病院であったことを踏まえ、結核菌を発見したロベルト・コッホに因んで病院親睦会の名を「湖歩会(コホカイ)」と命名されました。昭和26年4月1日第二内科学教室講座発足に伴い、大渕教授が初代教授となり、湖歩会も同門会として東京医科歯科大学第二内科に引継がれました。第二内科は、500名を超える同窓生を有する大内科学教室に発展していましたが、平成12年4月臓器別9内科教室に再編され第二内科学教室は消滅しました。しかし、第二内科関連病院である「JAとりで総合医療センター」や「土浦協同病院」は、東京医科歯科大学の主要関連病院として現在に至っています。

 同窓の大先輩である椎貝達夫先生は、22年間取手協同病院(現、JAとりで総合医療センター)の院長を務められた後も、椎貝クリニックを開院され、取手市、茨城県、布いては全国の腎不全患者の治療に生涯を奉げられました。クリニックを引き継ぐにあたり、椎貝先生のご功績を後世に残すべく名称は「椎貝記念とりでクリニック」と致しました。今後は、臓器別のみの視点ではなく身体所見に従い全身を統合的に診る統合診療科として、「東京医科歯科大学」及び「JAとりで総合医療センター」の協力の元、大学病院レベルの質の高い医療をご提供いたします。この目標達成のため、全職員一丸となって邁進して参りますので、皆様よろしくお願い致します。

東京医科歯科大学第二内科同窓会常任理事
医療法人社団湖歩会理事長
河﨑 雅暢

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